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October 28, 2007

法改正と狭小住宅の試み

国土交通省から、改正建築基準法の指針が遅れたせいで、

木造3階建は、法の施行から2ヶ月くらい受付されませんでした。

ネットで検索しても、受付られてから降りるのに、だいぶ時間が掛かりそうな

感じです。

建築基準法で言う「4号建築物」である木造二階建て以外は大変面倒な

事になり、確認が降りるまで時間が掛かってしまいます。

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今年の7月末が締め切りだった狭小住宅のコンペ案をモデル化しました。

その時の条件は

場所:首都圏、敷地面積:約45㎡、商業地域、 建蔽率80% 容積率400%

準防火地域、前面道路巾4m 敷地間口 約5m×約9m 家族構成7人 予算ローコスト


案を考えたところ、人数やスペースの事を考えると3階以上にならざる得ないのですが、

コストや質感を考えて木造にすると、法が変わった事で壁量の制約が大きくなり、

間口方向の開口が開けられないという事なります。

審査に時間が掛かりそうだったので、何とか二階建てにしたいと考えると、

予算はオーバーしますが、一部地下、スキップフロアの2階建て+ロフト案になりました。

しかし、平面と断面を作っただけで、締め切りに間に合わずに提出しませんでした。

このコンペは、条件が難しいので成約しない可能性が高いと思った事も、

提出しなかった要因の一つでした。

そのコンペサイトは、参加者が無料なのもあって、以前にもありましたが、

案が出ても何もコメントしない人がいるんです。

結果として、気に入った案が無くても「ありがとうございました。」と言うべきだと


思いますが、案が出た時点で何もコメント言わないのは、ダメな兆候です。


しかし、中途半端にエネルギーを使った事も、やってみると問題点などがわかって

勉強にはなるものなのです。

そこで、成就しなかったモノも、きちんと残すことが大事だと思い形にしてみました。

P0024

P0026_2


床面積 1F:34.9㎡ 2F:34.9㎡ ロフト:5.3㎡ 地下:17.8㎡ 計92.9㎡(28坪)

建築面積 34.9㎡(10.5坪) 構造:木造(SE工法)

敷地の奥行きがもう少し欲しかったところです。

勿論、これで3階建てにする事も可能です。

構造は、間口方向に開口が開けれる、SE工法で考えています。

また、法改正によってスキップフロアがどう捉えられるのか、

今後の動向を見守りたいと思います。


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Comments

住宅の販売は厳しくなってきた。
法改正は言い換えれば「今後は大手メーカーじゃないとダメだよ」法。いわゆる工場出荷品の家しか認めない。そして中小メーカーを潰し、いづれ外資が乗っ取るというシナリオなのではないかなぁ。嫌な世の中だ。

imai様

コメントどうもありがとうございます。

今度の法改正は、規格化住宅に取ってとても有利な改正だと思われます。そして、「新しい事や難しい事は認めない。」とも言っている気がします。
やってもいいのだが、やるのに大変な労力と時間=お金が掛かってしまう。
法律でガンジガラメにされると、大工さんや職人さんに造ってもらう手作りの家を建てることが書類に縛られてしまい、造りながら発展させる事が困難になってしまいます。
何とも窮屈な世の中になって来た感じです。

ある規模になると義務付けられるピアチェック制度も、構造も判定する人のレベルが低ければ理解してもらえないことにもなります。
事実、一回目の判定員の合格者は3割でした。
それでは人数が足りないので、レベルを下げて再度採用試験をやった様です。

ペーパー至上主義とでも言えそうな厳しい確認申請制度は、日本において新しい試みの可能性を低くしてしまう結果になるのではないでしょうか。
何十年後かに2007年という年が「建築がつまらなくなってしまった年」と認識されるかもしれません。

今回の法改正、建築業者いじめだと思っていたが、もう一歩突っ込んで銀行イジメらしい・・・地元の銀行から聞いたのだけれどね。建築棟数がへるということは住宅ローンという優良債権案が銀行にとっては減るということで、かなり業績には痛いらしい・・・・このへんが改正の本音があるのかもしれないな。

imai殿
いつも、ありがとうございます。m(__)m

銀行ですか。
確かに、地方銀行は大変そうです。
建築・土木関係に従事している割合が多い日本では、影響がだいぶあるでしょうね。

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