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August 09, 2007

被害~構造

東京建築士会からのニュースメールに

新潟建築士会にある中越沖地震の被害報告がありました。

これを見ても、一階入り口側に壁が無い家が潰れています。

間口に駐車場を設けたり、商店だったりすると壁が邪魔に

なり、耐力壁を間口に取らずに他の壁に耐力壁を設けて全体で

壁量を満たしていると思われます。

この場合、ねじれが生じる可能性がでてきます。


前回のブログにも書きましたが、地盤にも左右されます。

同じ形式の家でも運命が分かれてしまうのです。

ハウスメーカー大手のM社が、災害地域にある自社物件を調べたところ

地盤が原因で傾いたであろう家が34件あったと発表されました。


平成12年の法改正以降は

耐力壁の配置に具体的基準が設けられたので、

問題ないと思いますが、二階建て木造住宅の確認申請には

この計算根拠の添付義務が無い為、確実にOKなのかは

設計者を信じているのが実情です。

いわゆる、小規模な建築物の確認申請の簡略化ですが、

これは、平成20年12月までに見直しがなされる予定です。


それに対し、木造3階建ては構造計算が義務付けられています。

この木造3階建てで、間口が1間半くらいのうなぎの寝床の場合や

ビルトインガレージに車二台置きたい場合は在来木造では、実現不可能な

ケースが出てきます。

今年の6月の改正では、層間変位角が1/120から1/200へ厳しくなり、

それをクリアーするには、耐力壁を増やしたり、プランを単純化しなくはいけない様です。

それでも、木造3階建てにこだわるなら、SE工法と言うのが選択肢にあります。

勿論2階建てでも構いません。

簡単に言うと、強度のわかる集成材を使用して、金物でしっかり留めて、

構造計算をして安全を保障できる工法です。

考え方は鉄骨造に近い気がします。

これは、無印良品住宅も採用しています。

無印良品住宅は幾つかの住宅プランで構成されていますが、

それに満足できない場合や変形敷地に納まらない場合などは

設計事務所に設計してもらうのも一案でしょう。

ちなみに、クレテックは在来木造の接合部を簡単に接続する方法で、SE工法とは違います。



当事務所では、在来2階建て木造住宅の他に

今後はSE工法にも対応して行く予定です。

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