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September 22, 2005

イサム・ノグチ庭園美術館

二日目はイサム・ノグチ庭園美術館に行きました。

最寄駅より歩いて行きましたが、その日はとても暑く樹木とかの遮蔽物が全然ない為、かなり体力を消耗しました。

美術館ですが、大きく分けて3つのエリアから成ります。作業・展示エリアとイサムの家それから彫刻庭園です。
作業・展示エリアには、半円形に囲った石垣があり、外から見ると城壁の様の守っている感じがするし、中から見ると守られている感じがしてとても気に入りました。

この中に作業蔵と展示蔵及び屋外展示場があります。
無造作に置かれた様に見える石の彫刻と石達はイサムが考えて置いたとの事で、完成しているもの、手を付けて作業が途中のもの、置いただけのものがあります。
石にはただ置いてあるものもあるから、触れない様に言われましたが、完成したものだけでも触れさせて頂けるとありがたいなと思いました。やはり、彫刻は触れる事も重要じゃないかと思います。

作業蔵は間口二間ほどの小さい蔵ですが、イサムが作業してた当時のまま保管されているそうです。

展示蔵は間口4間の一部二階建てで、外部は漆喰が塗られた大きな蔵です。
中には代表作の「エナジー・ボイド」という黒花崗岩で造られた作品があるはずだったのだが、初めての貸し出しで東京都現代美術館に行ってなかったのはとても残念だった。

次にイサム家ですが、これは江戸時代の武家屋敷を移築したもので、椅子代わりに少し段差をつくったりと改築されている。
この家から見た竹と石垣の庭もすばらしい!!の一言だ。
黒光している柱や梁、畳、障子などが「あかり」の照明器具によって日本建築の良さを引き出してる感じがした。
ここは中に入れないので玄関外や格子戸から覗くしかなく残念でした。

最後に、イサム家の裏山に造った「彫刻庭園」を見る。
脇の石を配置した階段を登るとそれはある。
円形に盛り土された周りを石で川の流れの様に作ってあり、下にいくと荒い石が荒く置かれている。大雨の時は実際そこに水が流れるそうだ。
雑誌の写真で見た時はきれいに雑草が刈られていて円形だと認識できたのが、今は雑草が50センチ位生えていた。この円形の周りに石の彫刻や作品が置いてある。

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イサム・ノグチは昨年生誕100年を向かえ雑誌の特集が組まれたから、最近目にした方も多いんじゃないかと思います。
有名なのが照明器具のあかりシリーズで、竹ひごに和紙を張った「ちょうちん」に白熱電球を入れたモノです。
あと、最近北海道札幌市に「モエレ沼公園」ができました。
これは彼の作品の中でも最大級のランドスケープデザインで、1988年に依頼されマスタープランを造った年に84歳で亡くなった後、ジョージ・サダオ監修、アーキテクトファイブ設計で昨年完成しました。
1931年に京都で日本庭園に出会い、「この空間すべてが彫刻だ」と気づき、そこから「空間を(地球を)彫刻すると言う発想を得た。ノグチの作品はだんだん大きくなり、庭園や公園を手がける事になった訳です。


私がイサム・ノグチの作品に初めて触れたのは学生時代に見た山形県酒田市「土門拳美術館」(谷口吉生設計)の中庭にある彫刻でした。
当時は名前くらいは知っている程度でしたので、「これがイサム・ノグチの彫刻かぁ」と言う程度でした。
その後、友人から「あかり」のスタンドを貰った事で彼の作品により興味持ちました。
「あかり」は日本の伝統的な「提灯」を照明器具として蘇らせたもので、とても好きな照明器具のひとつです。
そして今回、イサムノグチのスピリットは少しでも触れる事が出来たのは貴重な体験でした。
東京で彼の展覧会をやってるので、是非見れなかった作品も見てみたいし、北海道の公園も見たいと思いました。

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美術館について

保存と管理の為だと思いますが、たった一時間しか見れなく、しかも触れないのが残念でした。
見学できるのが週のうち3日間、しかも一日三回の時間枠で各一時間しか見れない。
ただ、小人数で見れるというのは良い事だと思います。
希望者は事前に往復はがきを出して予約する必要があります。勿論写真撮影禁止です。


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